ARCHITECTURE
敷地は人口約1800人(建設当時)の過疎と高齢化が進む徳島県で一番小さい町上勝町。
南面は生活道、北面は自然が拡がる風景と対面する敷地条件だった。内部に入ると大きな自然が目に飛び込んでくるように三寸勾配の片流れ屋根を採用し、長く大きなテーブル、大きな窓、上勝舞台と名付けたデッキテラスは、奥へと延びていく風景を意識させ、四季折々に移ろいゆく自然と身体が呼応する。また、水平に伸びる屋根は自然を美しく切り取り、通りを行き交う人達にも「上勝らしさ」 を感じてもらうことができる。建築が町で継承されていくことは愛着をもって利用されることだと考え、内部の漆喰塗や塗装の仕上げはワークショップが開かれ、オーナーや町民、知人によって仕上げられた。
お客さまの声
cafe polestar A様
「わぁ!素敵な空間!」驚きの声を上げるとともに笑顔で来店されるお客様。そんなお客様の様子を見るたびに、LANに依頼して良かったと心から思います。私たちは店舗の設計・施工を依頼しましたが、お店で使用する食器を徹夜で選んだり、メニューの試作をしたり「ここまで一緒にやってくれるのか。」というほど空間全体のコーディネートをお手伝いいただきました。「共に創り上げる。」私たちがそうだったように LANとならそんな建物を、空間を作れると思います。