RENOVATION
敷地は徳島の中心にある住宅街。
10年ほど手つかずで、築50年の借家だったトタン長屋をリノベーションし、雑貨店とカフェスペースを併設。平屋建て長屋二軒の間仕切りを無くし一軒につなぎ合わせた。時代から時代、人から人へと繋がっていくことを大切な時間軸と考え、壁や天井、窓枠などは当時の面影そのままに残し、新しくさわる部分をしっかりデザインしてあげることにより、一つの建物の中で時間の流れを感じられるように試みた。借家から店舗へ、また次の機能と人により、新しい息が吹き込まれる建物は時間と共に愛着へと結びつく。
お客さまの声
nagaya. Y様
築50年のボロボロな二軒長屋を雑貨店兼喫茶店に改装して頂きました。外観や大枠はそのままで昔の雰囲気を残していますが、壁はなるべく取って見晴らしよく天井は高くして頂いたので、清潔感と開放感が出て、老若男女問わず居心地がいいと好評頂いています。全国各地から建物に興味がある方が訪ねてきており、築50年くらいの建物は意外とリノベーションの例が少ないのかもしれません。
※LAN-Local Architecture Networkにて設計。
LAN:野田雅之氏+高橋利明による建築家ユニット。